まぁ追い詰められてます。よくもわるくも。

 っつー事でちょっとネットに時間がアレです。スーペルコパの2ndレグは観るけど多分書かないでしょう。ちょっと目が疲れております。ブログも暫くキツいかもです。ごめんなさい。誰に謝ってるんでしょう。まぁ少なくとも二人には謝ってます。

ホッタラケの島戸松遥と魔法の鏡〜
 初日、昨日、行ったのだが、シネコンで、ポケモンもやっていた所為でそちらへ子供が流れたっぽくガラガラ。そんな中指定席まで行くと、隣は女の子二人。1列に3人のみと。取り敢えず始まるまで様子見て、埋まらなかったので一コ空けて移動。
 沢城凄いね。声はいつも沢城なのだが、キャラになってしまうのである。憑依のアリスですな。人間達より上手いと言いたいが、人間に声をアてる方が難しいかも知らんので比較はしない。テオ生きてるよほんと。つーかこの間知ったのだが、大谷育江様って沢城と同じマウスだったのね。東映×東宝マウス対決である。一部、かなりシリアス声を出していたのでちょっと心配した。つーか映画の感想は基本書かん事にしてんだが、沢城みゆきは声優と云う事で、まだ似非アニヲタであるこのブログにちょこっと。

 取り敢えず画。3Dオンリーでは無く、2Dと分けられている。が、特に違和感無し。つーか綺麗。ローラーコースター的な部分、と云うかその前身のトロッコ的な感じでのシークウェンスが何度かあり、画に反応してちょっと身体が動いた。沢城がエルルゥの小部屋で言っていた、人間がホッタラケ(ほったらかし)にしたモノを上手く再利用していると云うところを初めの内は注目しており、あー彼女が言ってた本の座席ってこれね、とかあったのだが、途中から判別できなくなり諦める。戦後の看板やオロナミンCの瓶しか記憶に残っていない。後は蓄音機か、泣く部分の1つである。これは勿論悲しいっつーんじゃなく、テオの驚きと喜びの部分から受ける感動。

 ストーリーテリング。笑う場面は子供用な部分が三箇所ほどあったか。笑えたのはスタンダードな、テオがハルに気付かず鍵を取る部分のみ。基本半分は泣いていた。扨て、ドアタマから泣く部分を持ってくる。それがプロローグとなり、その後ハルが成長してから物語、第1章が始まる。小さい娘を持つ親父がこの映画を観ると、「うちの娘もこうなるんだろうな、寂しいな」的な感情を抱く事間違い無しである。鑑賞後に娘にやたら「何か食いたくない?欲しいモンない?」等と優しくなる事だろう。
 この第1章部でホッタラケの島へ行くまでの間はとてもよくまとめられており、テンポが良い。章とか書いたが、もう分けない。めんどーである。

 泣くところ。やっぱテオが机につっぷして嗚咽する場面でしょう。気管から圧縮された空気が出るのを抑えるのが大変だった。だだ泣きである。イスカリオテのユダも裏切る行為しか有名では無いが、彼もその後、金を貰った瞬間に非常に後悔し、自殺するのである。二つ目は、これは予測されたセリフだったので俺の頭で先に考えたモノと混同されている可能性があるので正確では無いが、「大丈夫。壊れてないよ」の部分。号泣。 まぁハルが過去の思い出のフラグメント達を見るシークウェンスでも泣くのだが、ハルが泣いている顔を見ると逆に落ち着いた。

 演技。まぁ沢城みゆき最高です。テオのヘタレ具合が凄い。コットンの方が活躍するのである。あ、ハルがコットンと会う部分でも泣いたな。男爵とか上手いなと思ったら家弓家正氏である。宜なるかな。ほんと、普段軽く「命を吹き込む仕事」と云っているセーユーはちょっと考えてくれって思うわ。
 アニメと云う演技に於てのディスクール内から、ともすればはみ出しているのが沢城である。アニメ的に上手い、と云う演技の仕方では無い。本当にテオなのである。勿論表情の描き方も非常に良い。好き故に、何度も声を聴いているが故に、キャラからずれた感を受けた場合には敏感に反応してしまうが、今回は特に無かった。前述したシリアス過ぎないかテオ?って部分位である。折笠富美子姫もそうであるが、繰り返しになるが、アニメでの演技を超えている部分が見られるので、これからその様な形に変わっていくのかも知れない。が、またこれも昔のアニメ世代の人間、若しくは若くともアニメの演技に慣れた人間からするとオーヴァー・アクトに聴こえてしまうかもだが。特にアニメを余り観てこなかった俺だから、それらの演技を良いと捉えるのかも知れない。解り易い部分で言えば、洋画の吹き替えも亦その演技のディスクールが存在する。多分昔から変わってないだろう。刑事コロンボだけは違和感が無いので両方で観る事がある。唯、吹き替えだと、彼が多くカラむ殺人者達の演技が、基本洋画のソレとなってしまうのが多くちょっと鼻白んでしまうが。

 全体的にテンポが良く、ストーリーが解り易く進んでいくので冗長な感じは受けなかった。唯一解らなかったのは、テオの「さよなら」と、それに対してハルが記憶が持っていたかどうかである。「時間が経ってない」と云うセリフは記憶がある事を示唆しているのだが、記憶があるなら、"あの「さよなら」"にはならないだろうと。テオがかなり重い感じで言ったので俺が勘違いしただけで、単純に別れるのが、未来永劫では無いにせよ、寂しかっただけかも知れない。だとしたら余程切なかったのだろう。まぁあのキツネ?だかの社会でも友達がいなかった訳だしな。

 まぁ俺は映画の感想を書かないので昔はよく見てた方のブログとかでも紹介して終わるか。
1:前田さんの。なんか繋がらないけど一応リンク。トぶ。この方は宗教に疎く、政治的に偏っている部分はあるが、それ以外のフツーの映画の感想は面白い。自分と好みが違っても、なるほどなぁと思う部分があるし、ってまぁ基本好みは違うのだが、文体も読み易い。
2:フツーの主婦の方。トぶ。読み易いし、面白い。
3:みろくの館・きまぐれムービーシアター。俺が見てた数年前に既に更新を終えていた様だが、C級映画、主にホラー、の宝庫である。文を読んでいるだけで面白い。ミート・ザ・フィーブルズなどの名作が埋もれてたりするのもポイント。
4:あとひぐっちのブログとか。

 一時映画の感想・評論・批評、何でも良いが、を色々読んでいたが、ネット上のソレで紹介できるのはこれら位である。ブンガクとは違い、日本ではまだガクモンとされていない=まともに研究されていないので、いきおい、観た人間も映画と云う媒体に対しては、結局のところ感想を書くに留まり、専門分野の用語を持ち出したりもするがそれは飽迄も鎧に過ぎず、結局本体はヘタな印象批評止まりである。アニメに関しては言わずもがな。面白ければまだ良いんだけどね。俺がブログでも映画の感想を書かない理由の1つがこれである。

 と云う事で今回のさぁ誉め日和!のコーナーは沢城みゆき嬢でした。