カンテラ祭り

 予想以上にイニエスタ不在が響いた1stハーフ。プレスが厳しいのもあり、ダイナミズムに欠けるどころか前線にボールを運ぶのもやっとで、シュート数も少ない。エストゥディアンテスはヴェロンが異常な動きを魅せ、攻守に渡り光る動きと光る頭。守備ではクレメンテの方のロドリゲスも光る。こちらも頭も光る。主審はアホである。
 2ndハーフにケイタ→ペドロ。ボールを回すにはこれしかないだろうって思っていたがその通りの采配をしてくれるペップ。メッシー自体は余り絡む事は無かったが、そちらにDFの注意が回る為いつものバルサに戻る。と言いたいが、秒以下のパスのずれが多くの選手に見られ、精密さにはかける。エストゥディアンテスの選手には疲労が見られ、ゴールも時間の問題かと思われるも、イブラも枠を捉えられず、アンリはいつもの様に凡庸。コーナーは悉くクリアされる。
 ブスケッツ→ヤヤの後にアンリ→ジェフレンとまたカンテラーノ登場。動きは良いがもう時既に遅し的な感があり凹んだ儘観る。あ、やっぱもう駄目かと思って祈りに入る。ところが89分にペドロがヘッドですよ。サン・ペドロって呼ばれるであろう。同名のサボテンがドラッグであるが。今季大ブレイクでボージャンはまた陰が薄くなってしまった。ペップがバルサに留めトップチームに引き上げた効果が実を結んでいる。
 で、延長戦。ヴェロンが足にキてしまい、他の選手も完全に疲労してしまったエストゥディアンテス。予断を許さないとは云え、完全にバルサペース。最後はメッシーの胸ゴールで優勝決定と。ハードチャージは多かったが、エストゥディアンテスは技術もあり、1点入れた後も昨季のCLのチェルシーに見られる自陣に4−4のラインとの超守備に入るのでは無く、サイドに散らせなかったバルサの動きを見て、基本縦に長い中を潰す守備であり、好感が持てた。
 ライカー時代のバルサも良かったが、ペップに依り変わったのはメンタル面に見え、逆転できる様になったのが安心できる。以前は逆転される事はあっても、先行逃げ切りが特徴だったからな。

 ともあれ記録を作っちゃいましたよ。また6冠グッズとかで金がかかるだろうな。三冠ZIPPOは売れないだろうと思っていたらすぐ無くなってしまったので気を付けねば。まぁモノよりもゲームを観られたって事が大切なんだけどね。お疲れ様でした。