ガンバ3−5マンU

 正直日本のサッカーで叫んだの初めてだわ。てかこれだけ試合に集中して日本サイドを応援したのも初めてかも知らん。後半30分過ぎると疲れた感があったモノのまさかの3点目。先ず1点目が1タッチ、ダイレクトで繋げるパスサッカーの醍醐味、ってかパスサッカーに限らんが、サイド使って真ん中にクロスでゴールと。綺麗過ぎ。
 美しく敗れる事を恥と思うな、無様に勝つことを恥と思え。
 正にガンバは美しく敗れた。いつも日本は背も初速も負けるのだからボールを回すサッカーをしなければならないとは言ってはいたが、ガンバは正に綺麗なサッカーを見せてくれた。PKを落ち着いて決めたENDOも凄い。トランジションも、加速が違うのは差し引いて、素晴らしかった。メディアは昨年の某チームが、明らかに最後まで手を抜いていたミラン1点しか与えなかったとか大本営発表的なモンをするよりも、正直に今日のガンバの様なフットボールをするべきだと言った方が良い。バックパス禁止とか訳の解らん事を言っている様な会長だかがいる日本のサッカーだと幾ら年数が経っても世界には通用しない。マイナスのパスを使えなかったらポジティヴ・トランジションに意味は無い、と云うかフットボール自体ができないだろう事はバカでも解るだろ。それでロングボールを放るしかできない、オフサイドが多い方が良い等と云う戦術で何をやれと。

 取り敢えずマンUに関しては1点を取られルーニーが入った途端動きが変わり笑ったがw ルーニーフレッチャー、ルーニーと。併しそこで諦めなかったガンバ大阪はメンタル面でも強いチームだと尊敬する。怖くなって引き気味になり攻める人数が減ってもおかしくない。まぁ減るには減ったが、少なくともFWのみ上がってそこに繋げると云うバカな戦術は取らず、最後まで同じスタイルを貫いた。

 Jリーグ発足当時は名前からしてセンスねーなと思ったりしたが、"J"の部分の話ね、まぁガンバとかコンサドーレとかチーム名もそうだが、今日のガンバのスタイルに日本のサッカーの未来を見た。フットボーラーを目指す子供達にはこういう試合を観てもらいたいと思う、非常に良い試合だった。今後ガンバの試合を観てみたいと思った。勿論パス回しができるなら、それで時間を稼いで組み立てる技術が欲しかったり、トラップ、シュートの精度等には問題はあるが、スタイルは非常に満足できるレヴェルである。セグンダA辺りと試合をやってみてもらいたい。結構面白くなるのではないかと。

 ガンバ乙。