一旦バルサ祭り終了

「先生、また書き下ろしを1つ頼みたいんですが。」
「どういったモノを希望ですか?」
「条件は〜で、大体〜といった様なの感じので、後はお好きにして頂ければと思うのですが。」
「〜社さんにはお世話になってますからねぇ。」
「はい。」
「それだと平均して1日4〜5時間位で、3ヶ月と云ったとこですかねぇ。その分睡眠時間を削れば大丈夫です。」
「はい、そう言って頂けると感謝致します。寝なくてお身体に影響はありませんか?」
「まぁ明日から始めるとして、これからは平均睡眠時間が6〜7時間になりますが、まぁ大丈夫ですよ。」


 この記事の一部は筆者が樋口橘氏の言動を好ましく思わなくなった等の理由で削除されています。


 ちゅーこって、関係者各位。ツンピリの方は明日には必ずや。遅れ遅れで1週後。1
 漫画と言えば、売り上げを伸ばす為に出版社が金出して本体の方も、っちゅーラノベ商法、どっちが先か解らんが、があるんですが、原作を読んでもツマランモンが多くていがらしみきお氏のモノや過去のモンしか読んでおらんかったのですよ。書棚の整理時にも大島弓子氏、萩岩睦美氏が2列1段、日渡さんのぼく地球以前のモノ、これらはほぼ古本、で、ZOMBIE-LOANローゼンメイデンは残して。うる星とめぞん、岡崎京子氏のはすぐ開けられる段ボールにしまい、と女性作家さんはそんな感じで。後はゴールデン・ラッキーといがらしみきお氏のモノのみ残すと。ジョジョは2度目か3度目の処分。引越しの際に2度ほど捨てたか売ったかしてはまた購入しておるが。ワンピースも骨の人のところで読むのを諦めた。
 まぁそんな感じで、アニメ化されたモノをどれどれ?と読んでも、アニメのが、ってのが多く、購入には至らず、若しくは購入して失敗して捨てるって感じだったのだが、ここにきて漸く"魔女っ娘つくねちゃん"を読んだと。結構面白かったのである。で、昔のモンは手に入らないので、後発の1〜2巻をまとめたモンと+(プラス)とカオス、序でに"よいこのしごと"も購入。まがり氏本人も書いているが、榎本氏の影響を受けたと。なるほどなと。"カオス"だったかに収録されている2作品、どこに掲載されたモンかは解らんが、の中で、明確なゴールデン・ラッキーと吉田戦車氏へのオマージュモノもあった。
 4コマの笑いで、女の子が主人公じゃないとウけないっつーのがどーもなってモンしか見ていないが、その中でもまがり氏は、良い影響を受けた作家である。何の芸術媒体であれ、それこそ1999年が終末だったんじゃねーかって位新しいモノを生み出すのが難しい時代であるが、特にナンセンスの分野では厳しい。そんな中でもまがりひろあき氏には頑張って欲しいモノである。まだ若いだろうし、書いている内に自分のスタイルが明確になっていくのではと思う。あ、あと"ゆるめいつ"も、当時はそれ程、とは思わなかったが、他のツマラナイ作品を読んだ後に読んだら面白かった。集めようかなと思った次第である。どちらも竹書房さんからの作品である。衰えないなこの会社のセンス。これもアニメが先で、偶々K'sさんで宣伝番組をやっており、桑谷も参加してるし、モモーイが主役なんで笑えるモンとしては外れがねーだろうなと思って購入した。そういやつくねちゃんもモモーイだな。特に好きでは無いのだが、ピンポイントで俺の好みの演技をしているんだろうな。
 で、最近またそれら、"ゴールデン〜"や"ぼのぼの"を読み返し、以前も書いたが後者は矢張り瞬発力が凄いなと。ぬるいモードに入ってるかと思いきや、フく。声に出る。考える部分、じわっと笑いが来る部分もあるが、矢張り加速してゴールまでが速い部分が凄い。"かむろば村へ"も面白いが、あちらはストーリー物なのでちょっと別であるが、当たり前だが彼はそちらも書ける。"笑い"≠"人間"を理解している天才と云うのは、4コマに留まらず文章でさえも面白いのである。ほんと長生きして欲しいモンです。"ぼのぼの"は一見ゆるくて、他のナンセンスギャグに比して書き易そうだが、実は読者に"読ませる"部分が多いと云うのが、文壇では故星氏を彷彿とさせる。

 今の書店は面白くない。古本屋は更に顕著であり、コドモの頃のわくわく感が全く起きてこない。ラノベや漫画の新興出版社の棚が増え、過去の良い作品が淘汰されていく。生活の為とは云え、古本屋は稀少なモンと売れるモンだけ残し、日本SFの黎明期、初期の数多の作家、SFに限らないが、の作品はもう地方では手に入らない。ギムキョーイク時代は古本を漁って、同時代では無いモノカキ、漫画家も含め、の玉石混合な作品群を集められたのだが、それが読めなくなった現代に於て、手本とする作家が不在となればSFが衰退している日本の現状もなんら不思議では無いのである。未だにSFと云うと近未来、宇宙、サイボーグ、エスパーしか想像されないのが日本だろう。書き手もそうだが、編集者も売れなければ、って話であるし、まぁいいやこの話は。
 取り敢えず、団塊世代にも拘らず、叙述に慣用表現を使う、話し言葉と書き言葉を区別していない作家がなんちゃら賞を貰っている時点で終わっているのである、ってのだけは書いておく。後、難しい単語を使うのは良いが、せめて辞書、元になる引用の文章を知ってから書いて下さいと。文脈から遊離どころか明らかに日本語になってませんよと。
 先日軽く書いた"人間にオリジナルは無い"ってのと同じ様に、作品を書くには作品を読まなくてはならんのよ。まぁ一発当てちゃった人は学ぼうとは思わないだろうけども。金を貰わん、この様なブログで書いてるんだったら良いけどね。


 'Not Another Drugstore ' - The Chemical Brothers