この記事の一部は、筆者が、佐藤聡美が尊敬していると公に書いた、同事務所の奈良県出身の嫌煙家女性声優の軽率な言動を好ましく思わなくなった等の理由で2014年3月末に削除されています。


 で、ブンブンブブブン黄色いバカンスよも控えてる為、以前書いたツンピリの第91回放送で千和に感心したって部分のみ書く事にした。因みに今はぱにぽにを観ている。今と言ってもブログを書き乍ら観ている訳では無く飯の時にって話である。書かんでも良いか。その前は苺ましまろ。ドラマCDもまたまとめて聴いたが矢張り凄い。まぁ折笠富美子姫の美羽と姫子が久々に聴くとやっぱ図抜けているってのはそうなんだが、ましまろのドラマCDで定番となる作品の持ちネタ、"何でも信じる茉莉"を演じる川澄さんも面白いし、千佳は観れば観るほど好きになる。舌に力を入れず、抜いた感じの千葉紗子さんの演技が良い。キャラ的にも特徴が無いとの事だが、ボケても対処してくれそうなのが良い。現実にいたらって話ね。4人の中で、伸恵入れろよ、誰が好みか的な。小学生とかは別として。昔は断然美羽だったけど、何度か聴いている内に千佳高騰。原作はアレだが、声が入るとほんとすげーよな。コッポラも伸恵も特筆すべき事は無いけど良い。あ、コッポラちゃんの「美羽さん〜ですわ」とか好きだけどね。そういやencoreのデザインが酷かったのは残念である。購入したのに1度しか観ていない。ドラマCDの方が笑えるネタが多かったな。っつーかencoreの内容覚えてないけど。

 話が逸れた。で、声優の職業病ってありますか?とのふつおたに対し、千和が「TVを観ている際に、喋り手のイントネーションがおかしかったら違和感がある」的な、重複しているが、事を言ったと。で、例としてシラブル(音節)で簡単に書きたいが、と云うのも拍と書くと音楽用語の方が頭に浮かぶので、と云うか実際にシラブルで済ませても構わないのだが、学術用語のセクト主義みたいな事もあり、俺は言語学一般から意味論はやったが音声学や音韻論は解らんのでって事もある。
 まぁやっぱ拍で書くか。基本発音する最小単位と思って下さい。で、日本語の場合は1:「ちゅーこって」の小さい"つ"の様な促音、2:撥音(ハネる音)と呼ばれる"ん"、3:これは一番解り易いが、「ちゅーこって」の"ー"の様な長音も1つの拍として捉える。
 1の場合、日本的な発音だとカップは"カ"と"ッ"と"プ"で3拍になる。英語だと母音はcupの"u"1つで拍もシラブルも1つとなる。促音が1拍として捉えるのが難しい場合は、「カブ」と「カップ」を発音して比べると解り易いかと。「俺には英語がネイティヴ並みに染み付いているので解らん」と云う方は「そと(外)」と「そっと(副詞)」を発音して比べてくりゃれ。
 2の場合、「こんかつ(婚活)」は4拍。「こかつ(枯渇)」と比較すると解り易いでしょう。英語だと、発音記号の表記ができんので適当に単語を作るが、"con-cuts"の様になり、2拍となる。
 3は例を書かんでも解るでしょう。唯、日本語の場合、二重母音の形が長母音(長音)の様に発音される事がある。それは、これら3つの特殊な音素以外は拍が必ず母音を持つ事にも由来し、母音が重なる場合後ろが前の母音に引っ張られると云う現象で、動詞を"どうし"では無く"どおし"、do-u-shiがdo-o-shi、形容詞が"けえよおし"、ke-i-yo-u-shiがke-e-yo-o-shiと発音されるのに注意すべきであり、それ自体は問題は無いが、文字として書く場合、例えばこの様にブログを書いている際には「仕事をほおりっぱなしだよ。あれ、変換できねー。」と云う事態を引き起こし易い。頭の母音が"お"の長音は"う"とするとかあるが、凍るや通るや覆うは"こおる"、"とおる"、"おおう"である。取り敢えずこの様な学校で教わる規則的な言葉の変化の例外だけでなく、送り仮名等も不安定なのが日本語なのでしょうがない。

 で、後はアクセントが高低2段階であるとの話。実際には2段階では無いが2とされている。俺の知識は古いので最近は変わってるのかも知らんが、高低アクセントで馴染み深い代表の国、中国だと2拍の同音語で4パターン(2²)の意味を持ち、更にタイの3段階やヴェトナムの6段階等のピッチで意味を成す言語もある為、判別可能な意味単位で云えば日本語は2段階で良いのだろう。よくある箸と橋の様なモンである。言語学記号論かどっちが先だっけ、まぁいいや、要は言語がコミュニケーションツールとして機能すれば良しって話なんだろう。単語を組み合わせ1つの文章とし、更に感情を交えた場合のピッチ・音程・イントネーションなんかにも意味とかありそうだけどね。研究してるのかね。

 扨て長くなったが、以前も同じ様な事を書いた事があったが、日本語の発音の仕方、って事に関しては上記で充分であり、短いでしょう。上記高低表記には、以前にも書いたが(俺が)解り易い様に♯、♭と♮を使う。一応説明すると、前から上がる、下がる、前の記号の打ち消しとなる。勿論半音では無いが。音符同様、1つの拍の前に記号を付ける。記号が無い場合は前の拍と同じ高さ。例として、標準語で発音した場合の箸は"は♭し"となり、橋は"は♯し"となる。1拍目が基準となる為、最初の拍は必ず無記号となる。ナチュラルを使う例は"た♯か♮い(高い)"。"た♯かい(他界)"と区別される。ここでも見られるが、先に書いた様に厳密には2段階では無く、3拍ながら"高い"は"い"が"た"より低い3段階になる。が、面倒なので上がった後に下がる、若しくはその逆など以外は記号を付けない。

 例として千和が挙げていたモノは「く♭まさん」の"く♭ま"であり、実際には"く♯ま"。「背を向ける」は"背♭を向ける"では無く、"背♯を向ける"と。感心したのはその他、「一段落」を"ひとだんらく"では無く"いちだんらく"と正確な読みを知っていた事である。唯、これも何かの折りに書いたと思うが、アニメ自体では"ひとだんらく"と読んでいるモンがあったので、これは脚本がアレだったのだろう。NHKで間違った読みをすると、との話があったが、読み自体間違って、若しくは代替の慣用として定着させたのは抑もマスコミなのである。NHKも国営なだけであり、結局は大衆向けの放送である。適当であっても仕方が無い。
 で、更にアクセントの話で俺の知らない事があり、海草のワカメは"ワ♭カメ"では無く、"ワ♯カ♮メ"と発音するらしい。例えば、接頭語を付けた3拍のモノは同様2拍目を上げ3泊目を下げる単語が多い。菓子→お菓子、おばけ、ご加護等。又動詞も、動く、歩く、騒ぐなどすぐに思い浮かんだ。が、名詞となると元は遊女を意味する女形(おやま)程度で、刀、鏡、は2拍目が上がった後の3拍目が上下どちらになるのが正解か解らず、心に至っては、"こ♯こ♮ろ"、"こ♯ころ"、更に一本調子の"こころ"でも良い気がしてきた。つか前述の2つも平坦で良い気がしてきた。1つの文字を書いていると「これで良かったっけか?」となる現象である。これには既に名前が付けられているのだろうか。まぁ良い。で、複合語になった場合は"か♯たなき♮ず"、"て♯かが♮み"、"ま♯ごこ♮ろ"などとなり解り易いのだが。勿論単語は文脈に依ってイントネーションが変わる為、芝居のホンだと、感情的な場合
「こ♯こ♮ろ♭が♯こ♯も♮っ♭て♯な♮いじゃない」と、じゃない部は面倒なので省いたが、節の頭に強い(強弱の)アクセントがきて、ピッチが高いのは2拍目、心が-こもって-ないじゃない、3節目は強弱・高低共に一致でおkとなるだろう。と思ったが、リズムで考えると"ないじゃ-ない"と分けられ、五線譜で現せないのが歯痒いが、'タタタタ/'タタッタ/'タータ'ターと、最後の"'ない"は弱めではあるが強弱のアクセントが来るとも考えられるな。
静か目なセリフだと
「こ♯ころ♮が♯こ♯も♮っ♭て♮な♭い♭わ♮ね」で良いかと思われる。セリフだとダブル系記号が必要だったな。まぁいいや。
 ラジオを聴いた後、多分この事が気になってたのであろう、ラーメンを食い乍らぱにぽにを観ていたら"乙女"と云う単語、この作品の場合は人名が出てきてビンゴ!と思った。これは中央上がり一択である。後、修学旅行の回まででツマらなくて観なくなったけいおん!!を久々に観たところ、部室が使えない回で、唯の妹が「梨むけたよ〜」と言うのだが、"な♯し♮む♯けたよ〜"の部分で違和感があった。梨とむけたは独立して存在した場合はその通りなのだが、文になると"な♯しむけたよ〜"じゃねーかと思っていたからである。「皮むけたよ〜」や「皮むいたよ〜」だと、"うい"だ妹今思い出した、のイントネーションで違和感ねーのだが。因みにこの回は当たりだった。

 元々は彼と云う代名詞に対する彼女から更に対になる名詞として出来た"彼氏"との単語も一時流行ったギャル語で"か♯れし(ー)"と発音されたが、長音を抜かして3拍の名詞とした場合、普通なのではないだろうか。(カツオの)た♯たきー、は♯なげー、果ては「か♯れしー、さー♯おーだけ」との例の歌にもマッチしてしまい、「愚痴かよ!」と下ネタになってしまう。いや、寧ろ愚痴に見せかけた自慢かよ!

 で、結局何を書きたかったかと云うと、千和の発言から、今一度、日本語の音程から広がり、また言語学関連の復習をしたり新たにベンキョーしなければならんなと思うきっかけとなったとの話である。更に"こえ部"ってとこで、或るセリフを読むお題などがあるのだが、そこでの芝居も、セリフの影響は勿論あるのだが、アニメ的な演技だったり、舞台の芝居的な演技だったりと、矢張り何から影響を受けたかってのが解り易かったって事にも繋がり、更に自分が心地良く感じるのは声だけでは無く、喋り方の音程とかもあるんだろうなぁとかまで敷衍していった訳である。自然な喋り方・芝居、ってのが抑も既にTVから影響を受けている訳で、実際には存在しないのだろうとかもね。また戯曲でもTVでもホンのセリフ回し自体がもう日常会話的なモンでは無いって部分もあり、書く側の問題もあるのだろうし、ってのは前も書いたかな。
 長くなったが、今更ながらアクセント辞典とやらを買ってみようと思った訳である。千和が持っているらしいNHKのもあったが、もう1つが金田一さんの方だったのでそちらにしようかと。 で、"京阪系アクセント辞典"は¥26,250。俺が持っている"現代スペイン語辞典"(西和)が¥4,200するのに対し、"カタルーニャ語辞典"が¥42,000と10倍するのに比べれば安いが、やっぱ人口比を考えると高い。


 因みに言語に関して学ぶならいきなりソシュールとか買わず、文化人類学系やサピアの本で言語の性質や日本語との比較を知り、また日本語に関して掘り下げる為にまたそれ系のモンを買うと良いだろうと思います。雑だな。だってもう眠いんですもの。言葉に関して書いているにも拘らず、ちょっと見直しただけでヤバいとこあるじゃん。修正めんどくさいっつーの!ほっとくっつーの!お休みっつーの!ムキーッ!(ぱにぽに次回予告時の都風味)