Smells Like 中二 Spirit

 漸く書けた。まだ書き始めた段階ではあるが。これは去年書こうと思っていたモノだが、もう一年も経っておる。時間の流れは速い。別に寝かせておいたとか不都合があった等との理由からでは無く、いつもと同様、腰を据えて「さぁ書こう」と云うスタンスでは無いとの事。
 で、何の話をするかと云うと、キマっとる時に観ると面白いアニメの紹介。以前もちらっと書いた気がするが、シラフでは観返す程では無いが、vyg状態では観られる(笑える)モノ、今回はソードアート・オンライン(以下SAO)の第9話からでも。

 まずタイトルからの話で中二。この作品の主人公のキリト君自体が正に中二っぽい。3話のなんちゃらって子、早見沙織氏を初めて知ったのがこの作品のこの回であり、こちらは通常モードでも観返した事があるが、この回でもキリト君の自己中心的・自己憐憫的な言動が見られる。アクセル・ワールド(以下AW)の主人公も成長しない儘で(アニメは)終わったので、著者か製作者が多分そういった人間、若しくはそれがクールだと思っている人なのであろう。併し逆にそれがvyg下では効果を発揮し面白くなるのである。
 この9話は、なんちゃらって組織がキリトの助言を聞かずに、アンチ・キリストでよく使われる黒ヤギかミノタウロスの様なボスとの戦いに行ってしまいそれに巻き込まれる話である。何度も観ているのに相手の姿を正確に記憶していないのは精々毎秒100bit程度しか情報(識域下は除く)を受け取れない(いつだかのカール・セーガン生理学者の説)らしいからしょうがない(in&output計)。てか100bitってアニメ観ててどの位の量だよわかんねー。因みに視覚・聴覚その他を総合すると毎秒10億bitが外界から流れ込んでおるらしいがなんにせよ感覚的にわかんねー。
 話を戻すが、通常営業時は彼の言動は"アホっぽい"で終わるのだが、vyg状態に於て、一連のシークウェンス全体で捉えると"笑える&かっこいい"と云う二律背反状態で観られるのである。
 一話全体だとアタマの方はそれ程面白くはないので、上記のなんちゃらギルド?を助けに、ボスの部屋へ突入する場面から観ており、そこからどの部分がアホで面白いのかを列挙する。


1.戦闘中に「もうアレを使うしかないのか?」と自問
 「生死が懸かっているのだから周囲を気にせずさっさと使って下さい。」と思うのだが、前述した3話での女の子が死ぬ場面がフラッシュバックしてから漸く行動に移る。

2.二刀流スキル発動

3.「スターバースト(一拍)ストリーム!」と必殺技の名前を言う。

4.刺し違えたかの様にも見える敵と主人公のシルエット

5.「終わった・・・・・・のか?」と独白
 終わった=倒したかどうか確認してからじゃねーとあぶねーだろうよ

6.ライフがほぼ無い状態での勝利
 サッカーに於けるロスタイムの逆転ゴールやバスケに於けるブザービーターでの勝ちみたいな演出


 偶にクレイン?って役の人の声が良いのでこの後も観る事があり、上記の後「あんまり締め付けると俺のHPが無くなるぞ」との言葉を発したり色々面白いのだが、ツッコんでるとキリが無いので。又クレインが、キリトが救助の為に突っ込んで行った事を褒める件りがあるのだが、最初に飛び込んだのはキリトの彼女の方であり、知らない人間では無く、彼女を助ける為に行ったんじゃねーかと思ったり。
 あ、後、無駄にBGMが豪華な為、こちらもキマっている時に限りだが、笑わせてくれ乍らもクールと感じてしまうのであろう。

 曲で言うとAWの12話、災禍の鎧(この漢字をあてはめて良いかどうか知らんが多分)を身に付けた人間(だよな)と戦う話のBパート、ほぼ3分程ではあるが、BGMが良い。シラフだと気付かんかったのだが、もうこの注釈いらないか面倒だし、とにかく梶さんの声も邪魔にならず(嫌な声質だと気になるとの意である)、且つセリフも多くなく、グイグイ引っ張られる又は入ってくる曲(音)である。SEも合っておる。エレキギター的部分はあんま脳に響かないんだけどね。なのでvyg時にはほぼロック系は聴かない。何故かは知らんが、交響曲(管・弦・打)等アンプを通さないモノ、若しくは完全なエレクトロ、花澤香菜氏の声、系は心地良いのに、ギター・ベース・ドラムでの構成と云った、全てでは無いが、通常のロックは入ってこないのである。逆にヴィジュアル系の歌い方(こぶしが効いた普段は受け付けないモノ)、例えばSKET DANCEでのがくと氏のVo.の歌なんかが心地良かったりした経験もある。まぁこれは今度考えよう。

 取り敢えず今日は余り疲労できんのでこんな感じで終わる。