まさかの花より団子かよ

またアニメ関連箇条書き
α.結城友奈は勇者である
 まさに"遅れてきたルーキー"である。違うけど。詳しい話は3話を観てから書くか、若しくは書かない事にするが、ともあれ第2話までの時点で確定しており且つ以後も変わる事の無い高評価ポイントのみ。
1.和ファンタジーの映像美
 ファンタジー小説は好きであり、或る程度コドモの頃から読んでいた事もあり、このジャンルに属する映像媒体では残念乍ら殆ど驚かされた事が無い。アニメ関係の事許り書いており、また"和"に関する話なのでそちらの例を出すと、例えば"地獄少女"に於て地獄少女、今思い出した閻魔あいだ、の住んでいる地獄だかの住居はいつも夕日に照らされており強い印象を与える事だと思われるが、俺には谷山浩子女史が"サヨナラおもちゃ箱"にて描写した赤く切ない西日の方が脳に焼き付いており、これは今後どの様な映像表現でも上回る事の出来ないものであり、文章表現の強みである。無論書き手と読み手に依存するモノであるが。
 長くなったが、以前一度のみ"まどか"に就いて書いた事があり、そちらは漸くシュヴァンクマイエルに日本のアニメが追い付いた感があったシュールレアリスティックな映像美に関してのみだったと思うが、その様に一部驚かされる事があったが、今回の"悠木碧は愚者でない"では、少なくとも俺が見た事が無い"和テイスト"のファンタジー世界を描いているとの驚きで筆を取った次第である。
 具体的には単に和色や柄を使っていると云うだけなのだが、今まで映像媒体で驚いたものの中の1つである"アリス(アメリカン・マギー)"が欧米(ダーク)ファンタジーの傑作であるのに対し、和を強く打ち出した"結城〜"も同様のFPx系のゲーム、これや"MOHAA"やUndying"等のそれで出したら確実にその世界に入っていきたいと思わせるものである。今までこの様な世界が無かったのが不思議である。あるのかも知らんが。今挙げたのもEAのばっかだし。而も古いのばっかだし。Vitaとやらで出るそれは植物的なモノのフチが太い線で書かれておったが、いやーほんとヤスい日本のミュージシャンでは無く海外の狂ったトランス系のアーティストを使って、シナリオはダーク、と云っても唯映像的にグロいモンとか、双子の近親相姦とかレズとかいったモノに頼るのでは無く、主人公の内面に係わるモノであり、っつーとやっぱり狂ったアリスになるが、ともあれ最初に観ただけで目を奪われ、この様にPCのゲーム(ゲーム機は買わんので)にならんか、入り込みてー、等と思わせる新しく美しい世界であった。
 無論有名なロリコンカエル監督なども和系のモノは作っているが、こちらも戦後のファンタジー、いやホラーもそうであるが、と同様の傾向があり、日本は特有の泥臭い感じが漂ってくる作品が多く、それを排除した幻想的な部分と日本の伝統的な美しさを融合させ、更に面白いものと云うのは却々少ない故、歴史の浅いアニメなら尚更しょうがないとも言えるのだが。



 予定以上に長くなったので続きは今度。眠い。3話観てから続き書くか。つか結城さんすら終らない儘で終るのかよ。
↓昨日購入して6時間くらい寝るタイミングを逃して聴いておった。セガさん頑張れ。木戸衣吹ちゃん頑張れ。いねーよこの中には。

セハガガガンバッちゃう!!

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